子どもの人気とネコと墓

んにちは。新人日記を今日も書かせていただきます。





子どもの間では今、とあるネコが人気です。そのネコは目が真ん丸くて、赤みがかった毛並で愛嬌もたっぷり。その上、地縛霊だそうです。


なんの話かというと、ゲームやマンガ、アニメにおもちゃと幅広く展開中の“妖怪ウォッチ”の話です。
この“妖怪ウォッチ”という作品、先日、小学生に聞かれて「よく知らない」と答えたところ、「知らないのー!?」と騒がれてしまいました(汗)
勉強を約束することで、その場は許してもらいましたが、こういう時、彼らは手厳しくて大変です。
でも、勉強してみると面白いものですよ。


物語は、『不思議な時計“妖怪ウォッチ”を着けることで妖怪が見えるようになった少年少女が、普通の街の中にいる妖怪(見えないだけで実はいた!)と友達になっていく。』というものです。
身近な世界に身近な主人公、冒頭で述べたネコの地縛霊(ジバニャンって言います)もかわいらしいし、彼らが夢中になるのも分かるんですよね。

ただ、職業病と言ってはあれですが、葬儀やお墓はどうなっているのか気になるところ。


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コやイヌといったペットの葬儀は、民主党の時代に悪い業者を取り締まる法律を作ろうとしていたのも記憶に新しいところかと思います。これは、法律上、ペットは死んだら「一般廃棄物」となってしまうので、人の場合と比べて法規制が少ないのをいいことに、インチキ業者がたくさん増えていたことが背景にあります。ペットは家族の一員という考えの普及とともに、昔よりもペットにかけるお金が増えているのも、関係があるようです。
ペットの数自体は、平成25年度の時点でイヌとネコ合わせておよそ2000万頭と、15歳未満の子どもの数およそ1600万人を上回っています。飼い主の方で一番多いのは50歳代となっており、少子高齢化の影響もあって、子供や孫の代わりにペットを飼う方も少なからずいらっしゃいます。
参考:一般社団法人ペットフード協会『平成25年度 全国犬・猫飼育実態調査 結果』や総務省『我が国のこどもの数』より



※道端で出会ったさすらいのネコ


そんなペットのお墓、注意が必要なのは、ペットが入れるお墓と、ペットと入れるお墓は違うということ。ペット用のお墓はあっても、人とペットが一緒に入れるお墓は多くないんですね。
海外にもペットと一緒に入れるお墓はあります。ただ、海外のサイトを見ていると一緒に埋葬されていても、人間側の遺族がそれを嫌がって、ペットはペット用の霊園に改めて埋葬されたという話もあるそうです。弊社ポータルサイトいいお墓には、現在115件、ペットと一緒に入れるお墓があります。地域別にみると、そのうち関東だけで90件もあります! そのほとんどは民営霊園で宗教不問のところです。
柿の木坂さんのコラムにあるように2012年には掲載は100件だったことを考えると、次第にペットと一緒に入れるお墓は今後も増えていきそうですね。


・・・ジバニャンからだいぶ話が飛びました。
それにしても、ただ見えないだけで、何もないところにも、心が通じ合う何かがいるって考えると、普段の街並みや家の中も、少しだけ見え方が変わってきますね。


それでは、みなさんよい週末を。




2014年7月4日(金)
株式会社鎌倉新書 ライフエンディング事業1部
中坪 俊