4月1日のけむり

今日は4月1日。
入社、入学、進級、そして桜の開花・・・。
期待や不安、ときめきも交錯。


今日を境に、心が引き締まったり、わくわくしたり、そわそわしたり・・・。
日本人にとって、この時期は格別な思い入れと心がありますよね。
日本人万歳。\( ̄ー ̄)/
体内スィッチも4月1日からニューモードに切り替わったのかどうか、なんだか高揚する本日のワタシ。


ところで、本日から「首都圏の駅が全面禁煙」とのこと。

愛煙家さんには辛抱してもらわなければなりませんが、自由自在にあちこち飛んでいくケムリの行動規制がJRで今日からはじまりました。


お墓とケムリも切っても切り離せない縁。
お墓参りの際、故人が大好きだった煙草に火を点けてお供えする方は
多くいらっしゃいますし、墓参者自らタバコを吸いながら、墓前で静かに
故人に語りかける光景にはしんみりさせられます。


また、ケムリはケムリでもお線香の煙はまた趣が異なります。
お彼岸やお盆の時期はお線香の煙があちらこちら・・・、霊園内をたちこめますが、
ご先祖様はこの煙が好きなのかな・・・、むせていたりしないかな・・と
幼い頃感じた記憶があります。
「生きてる人はごはんを食べるだろ。ご先祖様はな、お線香のケムリを食べて満腹になって喜ぶんだ。だからお墓参りに線香を焚くんだ」
・・・とまことしやかに親戚のおじさんに言われて納得した(させられた)ことをふと思い出しました。


お墓や仏壇に供えるお線香が、一般に用いられるようになったのは江戸時代以降と
いわれていますが、最近では日常のヒーリンググッズとして線香は親しまれています。
大人になった今日、ワタシもこの香りに安らぎと落ち着きを感じるようになりましたが、
個々それぞれ好き好きがあるのが人の世。


あの世にも愛煙家と、嫌煙家があったりして・・・。



4月1日のけむりとともに・・・。エイプリルフール。