真宗高田派の専修寺関東別院(東京都大田区)が集合型供養墓「蓮華葬墓地」の販売を5月16日から開始した。

寺院が永代に供養するという寺院墓地の特徴を生かしながら、現在の消費者ニーズに答えた新しいタイプの家墓で、使用に当たって檀家になる必要もない。


墓碑となる蓮の花の形をした蓮華碑の下に遺骨を埋葬するというもので、1ヵ所に最大5霊まで埋葬可能、蓮華碑には法名や戒名を刻むこともできる。
万一継承者が途絶えた場合でも、合祀することなく永代に供養するという。


墓域全体を大きな供養空間と捉え、将来的には約260区画の蓮華碑が造成される予定。
「蓮華葬」の名称の由来は専修寺が蓮華の栽培で有名なことに加え、仏教では蓮華が極楽浄土の象徴となっていることによる。