神奈川県相模原市、ペット霊園の規制を強化

神奈川県相模原市は、ペット霊園の設置に対する住民の反対やペット火葬施設の設置に伴う悪臭問題などを防ぐため、ペット霊園の条例案をまとめた。


今回の条例案では、霊園開発は申請者が所有する土地でなければならず、また墓地は50m以上、火葬施設は100m以上、住宅などから離れていることが条件となる。
そして計画段階において、設置を計画する区域内の見易い場所に標識を設け、近隣住民に対しては説明会を開催しなければならない。
設備に関しても、近隣地から見通せない高さの障壁や樹木で外部と区分するなど、事業者側に義務付けられる規制は強化されている。
違反者に対する罰金などはないが、改善勧告や施設の使用禁止命令を出すことはでき、その勧告に従わない場合は違反業者名を公表することができる。


これらの内容に関して、同市では6月19日〜7月14日の期間で意見公募を行い、住民の意見を反映させていく。その後、市議会への提案を経て、来年1月からの施行を目指している。