11月「いいお墓」サポートデスクだより


 今年は秋のお彼岸が過ぎても涼しくならなかったため、衣替えもしないままでいました。しかし、10月に入って急に寒くなり、少し風邪を引いてしまいました。自己管理が甘いなぁと反省をしています。 


● お墓の改葬
 地方から都市へ出て働いている人がそのまま定住することが多くなり、田舎にあるお墓を今のお住まいの近くへ改葬したいと希望される方からのご相談が増えています。改葬に関して、次のようなお問い合わせがありました。「田舎の山に先祖代々のお墓がいくつもある。両親のお墓だけを、今自分が住む家の近くに改葬をしたいと住職に相談したら、改葬するならご先祖すべてを改葬しなさいといわれた。どうしたものか」というものでした。ご事情をお聞きすると、「ご先祖だけど誰のものだか分からないし、費用もどれだけ掛かるのかと思うと、このままにしておいた方がよいのではと考えてしまう」とのこと。いくつかの方法や考え方をお伝えして、今後のことを含め、ご家族だけでなく、ご親戚ともご相談されることをおすすめしました。


● 間違った思い込み……
 「○○市あたりの納骨堂で4体が入れるところを探している」というご相談がありました。お話をお聞きすると、お母さまと生まれてすぐに亡くなったお兄さまをお寺の納骨堂に納骨しているが、そこは2体までしか入れられず、今回お父さまを亡くされたので、一緒に納骨できるところを探しているとのことでした。お話の中で、「どこの墓地でも、お墓を建てると500万円以上からでしょ?」とおっしゃっていました。墓地の永代使用料(土地の使用権)、お墓の広さや使う石材などによって、お墓を建てる費用もさまざまであることをお伝えしたところ、その方は「お墓は500万円以上でないと建てられないと知人にいわれたので、費用面で全く考えらなかった。納骨堂だけでなく、お墓を建てることも含め、家族で検討したい」とおっしゃっていました。
 お墓の知識や情報に関して、思い込みをされている方も多くいらっしゃいます。私どもがお墓の知識や情報をしっかりお伝えすることは、とても大切なことだと思いました。


ちょっと遅いお盆休みを……
 実家から足を伸ばして宮島に行って参りました。
  紅葉の見頃はも少し先かなぁ。


◎ちょっと気になる電話
ここ最近、従来の墓石ではないかたちのお墓(樹木葬など)のご相談が増えてきました。