2013年3月「いいお墓」サポートデスクだより


 長かった寒さももう少しで終わりですね。春の気配がしてきました。冬のコートとのお別れが待ち遠しいです。


● さまざまな改葬
生活スタイルの変化により改葬する方が増えている、ということは前回書かせていただきましたが、今回は、お寺にお墓がある方の改葬についての相談を受けました。代々のお墓がお寺にある方のご家族からでした。「承継者がご住職との折り合いが悪く、宗旨宗派不問 の霊園にお墓を移すことを決めて購入し、お墓を開けてお骨を移そうとしているのだが、書類などは必要ないものなのか。ご住職と口をきくのも嫌なようで半ば強硬に引越しをしようとしているので心配だ」ということでした。自治体への書類の提出が必要というご案内をしたところ、問い合わせてよかった、きちんと改葬できるように本人と相談してみる、とのことでした。


樹木葬
 都立霊園でも樹木葬区画は高倍率だったように、やはり樹木葬への関心が高まっているのを感じます。しかしお電話でお話を聞いていると一口に「樹木葬」といっても、思い描いているものは十人十色であるように感じます。土に返ることを希望される方、しない方、山などの自然の中で眠りたい方、整備の行き届いたガーデニング調の霊園で眠りたい方、ペットと一緒に眠りたい方などさまざまです。永代供養墓にも色々なタイプがあるように、樹木葬も今後は、多種多様なタイプがでてくるのではないでしょうか。



◎ちょっと気になる電話
年忌法要をお考えのお客さまからのお電話で、ご相談者は特定の宗旨宗派はないのですが故人にはあったとのことで、霊園の管理事務所から近くのその宗派のお寺をご紹介されたそうです。そうしたお寺とのお付き合いのご経験がなく、その際の費用についてどれくらいお渡ししたものか、とのお問合せでした。こうしたお布施などに関するお問い合わせは意外と多く、お寺とのお付き合いの少なくなった今の時代、確かに迷う事柄だと思います。