2013年2月「いいお墓」サポートデスクだより

寒さはいよいよピークを迎えますが、冬物の服や食べ物にもそろそろ飽きてくるころですね。軽やかな春の服装や山菜の天ぷらなどに惹かれます。この寒さも、もうひとふんばりですね。


● お墓のお引越し
 昔のように、生まれた土地で一生を過ごすことが少なくなった現代では、お墓のお引越し「改葬」も以前よりは珍しくなってきています。サポートデスクでも、そうした「改葬」のご相談が増えてきています。
 先日も親族がいらっしゃらなくなった遠方のお墓を移設されたい方からのご相談がありました。都市部にお住まいの方で都内か近隣の県に移設するかで迷われており、その理由の一つが都内と郊外だと区画の広さは変わりますが、墓所の総額はあまり変わらない、ということでした。アクセスを選ぶか、ゆったりとした広さや環境を選ぶのか。ご自分だけではなく、次の代のことも考えるとどちらがいいのか……。確かに「お墓」だけに難しい問題ですよね。急いでお決めになる必要がない方でしたので、ご家族・ご親戚でお話をしていただくことをお勧めいたしました。


●人単位でのお墓
 永代供養墓や樹木葬などをお考えの多くの方は、将来のご自分用、ご夫婦用ということでお問い合わせをされています。従来のような代々一族が使用するお墓よりも、こうしたお墓へのお問合せがサポートデスクでも多いように感じます。子孫に負担をかけることなく自分が思い描くお墓を購入したい、という考えが広がっているように思います。


◎ちょっと気になる電話
お盆やお彼岸、年末年始には、お墓参りをされる方の霊園の開園・閉園時間や、お花やお線香などの売店の有無を確認されるお問い合わせが多くなってきます。樹木葬などのお問い合わせも増えてはいますが、まだまだお墓参りのしきたりは日本の社会の中で生きているのだな、と実感します。