7月「いいお墓」サポートデスクだより


「いいお墓」のサポートデスクで、お墓の相談や案内の対応をするようになって1年が過ぎました。お墓や霊園に関するしきたりや言葉などは未熟なりにも覚えてきましたが、ここ最近、注意をしなければと思うことがあります。
それは、私たちが当たり前と思っていることが、ご相談者にとっては初めて知ることだったり、初めて聞く言葉だったりすることがあるということ。
常にご相談者の立場に立った、分かりやすい説明を出来るよう、心掛けていかなければと思う今日この頃です。

最近、考えさせられたご相談内容を紹介します。


「子どもに迷惑を掛けたくないから、霊園の管理費を前払いをしたい」
初めてその内容のお電話を受けた時には、「そこまで親がするもの?」とびっくりしてしまいました。「子供に迷惑を掛けたくないから自分のお墓を建てたい」「自分のお墓は自分で選びたい」といった理由で、寿陵としてお墓を建てられる方はいらっしゃいます。しかし、今や、霊園の管理費まで親が負担する時代になったのでしょうか。


ご相談者から、「一般的に、33回忌分までを払えばいいのか?」という質問があったので、霊園側に確認をしたところ、「数年間のまとめ払いは、その時代の貨幣価値などの状況で変わる可能性があるので受けられない」とのことでした。それをご相談者に告げると、何かご納得いただけていないような、そんな印象を受けました。


ここ最近、同じような内容のご相談電話が増えてきています。子どもに負担を掛けたくないという気持ちは分からなくはないし、自分も子どもの立場から考えると楽かなとも思ってしまいます。しかし、ご先祖の供養に関する費用を負担に思うようになってしまっては、今後の日本の供養(葬儀・お墓・お仏壇)は、一体どういう方向に向かって行ってしまうのかと、ご相談を受けながら一抹の不安を抱いてしまう、そんな印象が残るご相談内容でした。



◎ちょっと気になる電話
 「いいお墓」サポートデスクにサプリメントを販売している会社宛の間違い電話がよく掛かってきます。番号が間違っていることを伝えると、大半の方は「すいません」といって電話を切られます。しかし、「あなた誰?」といわれたり(電話を取る時に名乗っているのですが・・・)、「どこに掛ければいいの」と質問をされることもしばしば。今では、サプリメントを販売している会社さんの正しい番号を入手し、ご案内するようにしています!